ウォータジェット加工機 「Mach500 3080」

フロージャパン社製のウォータージェット加工機 Mach500 3080
アメリカ・フロー製のウォータージェット加工機 Mach500 3080

佳秀工業(福岡県北九州市若松区、寺本麓人(ろくじん)社長、093・791・0595)では、2019年2月9日、同時5軸制御の高精度・超高圧式ウォータージェット加工機を導入しました。
導入した加工機は、アメリカ・フロー製の「Mach500 3080」です。加工範囲は3000ミリ×8000ミリ、板厚は300ミリメートルまで対応できます。ウォータージェットの受託加工を行うジョブショップが所有する5軸制御の3次元ウォータージェット加工機としては国内最大の加工機です。

ウォータジェット加工の取り組み

当社では1996(平成8)年にウォータージェット加工機の初号機を導入しました。今回の導入により、ウォータージェット加工機は4台体制となり、加工能力が大幅に向上します。

【佳秀工業の保有するウォータージェット加工機】
◆Mach 3 4020b(2次元)
加工範囲 4000mm ×2000mm、板厚170mm
出力 414Mpa

◆Mach 3 7320b(2次元)
ワ加工範囲 7900mm ×2000mm、板厚170mm
出力 600Mpa

◆Mach 500シリーズ 4030(3次元)
加工範囲 4000mm ×3000mm、板厚300mm
出力 600Mpa

◆Mach 500シリーズ 3080(3次元)
加工範囲 8000mm ×3000mm、板厚300mm
出力 600Mpa

※すべてフロー製

ウォータージェット稼働率も国内最高水準

ウォータージェット加工では、熱変形を防ぐことができるというメリットを活かし、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やチタンなどの難削材、異種の金属を圧着した複合材(クラッド鋼)の加工を行っています。現在、航空機部品や建築デザインパネルなどの加工を手がけ、研磨剤として使用するガーネットの消費量も国内最大規模となっています。

設備導入に伴う生産力の強化と国内最大というメリットを生かし、大型のパネルやプラント、新規素材の切断などに取り組んでまいります。

2019年3月7日付の日刊工業新聞でもご紹介いただきました(一部抜粋)

〈参考サイト〉
佳秀工業ウォータージェット技術紹介サイト http://www.waterjet-kakou.com/
フロージャパン 様 https://www.flowwaterjet.jp/
日刊工業新聞社 様 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00508748