2020年10月8日発行 日本流通産業新聞

2020年10月8日(木)発行の日本流通産業新聞に佳秀工業 ヘルスケア事業部が行う臨床試験に関する記事が掲載されました。
ヘルスケア事業部では自社で製造する豚由来の「バージンプラセンタ®︎エキス」を内外の美容素材として提案しており、その機能性をヒト臨床試験を含む豊富なエビデンスで裏付けています。

経口摂取での肌保湿の有効性を確認するため40~50代の健常女性19名を対象に二重ランダム化並行群間比較臨床試験*を行い、比較品を摂取した群は経皮水分蒸散量が有意に上昇する(保湿力低下)のに対し、バージンプラセンタ®︎エキスを摂取した群は変化していない(保湿力維持)ことを確認しています。その結果、バージンプラセンタ®︎エキスを摂取することで、肌のバリア機能を維持することが示されました。
小規模の臨床試験で群間有意差が出ることは非常に稀で、この試験結果は2020年6月の国際学術誌「Nutrients(ニュートリエンツ)」にオンライン掲載されました。
別試験では疲労感を軽減させる効果も確認することができています。

*二重ランダム化並行群間比較臨床試験
「二重盲検法」
被験者が自身がどちらの群に入ったかを知ることで行動や判断、心理状態に影響を及ぼすことがあります。
この際、正確な観察結果を得られない可能性があるため、被験者がどの群に入っているのかをわからないようにした状態で行うことがあります。
上記のような条件で正確な結果を得る方法を盲検と言い、また研究者自身にもわからない状態での観察を二重盲検法と言います。
参考:一般社団法人 日本疫学会

「並行群間比較試験」
主に食品関係で行われる試験方法です。
被験者を複数の群に分けて、各群に一定期間対象のものを飲食してもらうことで有効性や安全性を比較・検討することができます。
この際、同じ条件の被験者が一つの群に偏らないようにランダム化を行うことがあります。
参考:免疫分析研究センター株式会社

肌に塗布した際の効果もシングルブラインド臨床試験*で確かめられており、シワの面積率・総体積・皮膚の弾力性や茶色のシミ(スコア)などの有意な改善が確認され、肌の弾力性の促進やシワ・シミへの有効性が示されています。

*シングルブラインド臨床試験
薬の有効性を確かめるために使用される比較試験の一つであり、治験薬の中身を認識することで被験者の心理状況に影響が及ぼされる可能性があるため、治験者側のみ中身を伏せた状態で行われる試験手法です。

佳秀工業ヘルスケア事業部では「バージンプラセンタ®︎エキス」を配合した健康食品の機能性表示の受理を目指して取り組みを進めています。

佳秀バイオケム 新聞掲載
https://kasyu-biochemistry.com/newspaper/2020/10/15/10/00/2844/