佳秀工業(福岡県北九州市若松区、寺本麓人(ろくじん)社長、093・791・0595)の宇佐工場では、従来機(TRUMATIC L3030S)の老朽化に伴い2021年9月16日(木)にファイバーレーザー加工機(三菱電機社製)を導入しました。

ファイバーレーザー加工機(ML3015GX-F60) 三菱電機社製

当該加工機(ML3015GX-F60)にはAIアシスト*やノズルの自動交換機能がついており、これにより昼夜問わず無人で切断加工をすることが可能です。

加工機内部

ファイバーレーザーはCO2よりも光が短波長で金属に光が吸収されやすいため加工速度が早く、板厚などの条件次第では切断スピードが従来機の2~3倍*になるため生産性の向上に繋がります。

さらに固形レーザーであるためレーザーガスが必要ないことや、三菱電機社独自のガス流コントロールによる窒素ガス消費量の低減*、高い電気変化率で消費電力(CO2排出量)が大幅に削減されることでコストダウンへの貢献も期待できます。

*1:加工中の音と光からAIが機械の異常や加工状態を判断する機能
*2:板厚や材質など条件によって異なる
*3:最大90%削減(三菱電機社比)

◆ 導入加工機
ファイバーレーザー加工機:ML3015GX-F60(三菱電機社製)
出力:6kw
ワークサイズ:3,000×1,500(mm) 備考:パレットチェンジャー付き(10段)
三菱電機Webサイト

OEM(受託製造)事業に取り組んでいる宇佐工場(エンジニアリングカンパニー)では、加工機以外にも新たにICAD/SXを設計用(3台)と組立用(2台)を導入するなど、より強固な製造体制を構築しています。